9月の予定

長い夏休みも終わり保護者の皆様もほっと一息つかれているかと思います。

さくらでは夏休み中に出来なかった整理整頓に朝から追われています💦

9月の予定ですが、

クッキングではお好み焼きを予定

お出かけはまだまだ暑い日々が続くので様子を見ながら行き先を考えて行きたいと思っております。

                          さくら🌸

絵本の紹介 すずちゃんののうみそ

日々、暇を見つけては読書にいそしんでおりますが、この夏休み中に手にした書籍の中から、今日は一冊の絵本を紹介したいと思います。

岩崎書店 竹山美奈子 作
すずちゃんののうみそ
自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの、ママからのおてがみ

まずは、この絵本の紹介について、出版社のホームページから引用させて頂きます。

「ねえ、すずちゃんママ、すずちゃんは、どうして年長さんなのに、くつを一人ではけないの?」
保育園のお友だちの疑問に、すずちゃんママがお手紙で答えました。
すずちゃんは、年長さんになっても、おしゃべりができません。どうしてかな?
自閉症のことがすーっとわかって、ちょっと身近に感じるお話。
巻末には自閉症の特徴紹介も。

なぜ今回この絵本を皆さんに紹介しようと思ったのでしょうか。
さくら稲美を利用中のお子さんに、もし幼い兄弟姉妹の方がいたとしたら、自閉症スペクトラムについて知る最初の一冊として相応しいのではないかなと考えたのが、その理由です。

近隣では加古川、高砂、明石の図書館で借りることができますし、稲美町、播磨町にお住いの方は、加古川図書館が利用できますので、よろしければお手に取ってみてはいかがでしょうか。

次回は、保護者の皆さんにとって非常に有益な情報を提供してくれる一冊をご紹介する予定です。

さくら稲美の夏休み 買い物訓練(消耗品購入)編

6月頃から始めた取り組みですが、ごく一部のお子さんに対しては、事業所で日常的に使うトイレットペーパーやペーパータオル、洗剤やアルコール消毒薬、文房具等の消耗品を補充する際、最寄りのドラッグストアーやホームセンターまで同行してもらい、職員の支援の下で買い物訓練に取り組んでもらっています。

出発前には、何をいくつ買うのか等を説明しながら、お子さんにメモを取ってもらい、必要に応じて、トイレットペーパーにはシングルとダブルという種類があることや、乾電池のサイズの話など、新しい知識の習得に努めてもらっています。

店内では、なるべく手助けはせずに、自分で書いたメモを基にして、購入する品物が探せるまで見守り、必要に応じて、店員に尋ねてみるという経験もしてもらっています。

現在は3名だけですが、少しずつ対象者を増やしたいと考えています。

さくら稲美の夏休み 買い物訓練(昼食購入)編

さくら稲美では、春休みから、不定期ではありますが買い物訓練に取り組んでおります。

支援の必要性の多寡に関わらず、当日さくら稲美をご利用中の全員で昼食のお弁当やパンを、最寄りの業務用スーパーまで買いに出かけるというものです。

児童毎の発達の差異を考え、お釣りがいらないように支払えるお子さんに対しては、1円単位まで崩した合計500円分の硬貨を入れた財布を用意。
321円の商品購入に対して、400円を支払えたり、298円の代金に対して300円を払えば良いと、100円刻みで理解できるお子さんに対しては、100円玉5枚を入れた財布を準備しております。

さらに、支払いという概念を、まだ十分に理解できていないお子さんに対しては、職員の支援の下で、500円硬貨を店員に支払い、お釣りを受け取って頂くという体験を繰り返しています。

また、お子さんによっては、300円のお弁当に、コロッケなど100円以下のサイドメニューを加えて、支払合計が500円以内に収まるように自分で500円の使い方を考えてもらう機会にもなっています。

あいにく全員に経験して頂くことは叶いませんでしたが、この夏休み中には4回の買い物訓練を実施しました。

この他、長期休暇中ではない通常期にも、土曜日や祝日に買い物訓練を実施しております。

こうした小さな経験の積み重ねが、算数を学ぶことへの動機づけに繋がったり、社会性獲得の次のステップに繋がれば幸いです。

さくら稲美の夏休み 外食編

これまで紹介してきましたこども食堂、コミュニティ食堂は土曜日限定ですので、さくら稲美をご利用くださるお子さん全員に、夏休み中に一度は外食する機会を提供しようと、前々より計画を立てておりました。

昼食代500円という予算で、目ぼしい場所を見つけ出すのは大変でしたが、春休み中から時間をかけて、複数の食事先を見つけ、27日に当初の目標を達成し、22名のお子さん全員に外食する機会を提供できました。

職員にとっても、普段と違う環境で、皆さんが自分自身でできること、あるいはどのような支援が必要なのかを知る機会になったと思います。

さくら稲美の夏休み こども食堂編

目前に迫った二学期の開始を前に、さくら稲美の夏休みを振り返りたいと思います。

まずはこども食堂編です。

4月から利用させて頂いているこども食堂に加えて、今月より、新たにコミュニティ食堂の利用を始めました。

コミュニティ食堂とは、その名のとおり、老若男女を問わず、地域コミュニティの交流の場として開催されている食堂です。
どちらの食堂も月に一回、土曜日のみ営業されるので、参加できるお子さんは限られますが、貴重な外食体験の機会として、今後も利用させて頂こうと思います。

今月は、こども食堂では、チラシずしとソーメンを、コミュニティ食堂では、ナスとエビのカレーを頂きました。

帰り間際に、 コミュニティ食堂の方から、12月はクリスマスメニューですよと教えて頂き、参加した皆さんの気持ちは早くもクリスマスへ!?

16日のご利用について (16日朝の追記あり)

台風10号接近に伴う、さくら稲美の16日の営業についてご案内いたします。

まずは、既に各ご家庭に配布しております警報発令時の対応をご確認いただくことをお願いいたします。

16日朝の時点では、警報は解除されていると思われるので、今のところ通常通りの営業を行う予定です。
しかしながら、事業所が被害を受ける可能性や、あるいは加古川近くに在住する職員宅に被害がでる可能性があるなど、当日の状況については予断を許しません。

場合によっては、朝のお迎えが遅れるなどの影響があるかもしれませんので、その旨ご留意くださいますようお願いいたします。

追記 本日16日、職員全員が出勤可能と確認できましたので、当初の予定通りにご自宅へお迎えに伺います。

東条湖おもちゃ王国へ行ってきました

7月24日(水) 8名のお子さんと一緒に、東条湖おもちゃ王国へ行ってきました。
6月の姫路への外出に続いて、今回も園内のレストランでの外食を実施、各々自分で選んだ食事を済ませ、その後は、約3時間各パビリオンを巡り、様々なおもちゃで目一杯遊び、おやつも、各自が選んだソフトクリーム、かき氷などを園内で食すなど、おもちゃ王国での一日を満喫しました。

才能の萌芽

さくら稲美では、認知機能の強化を目的として、4月からパソコンソフトを用いたトレーニングの導入を行っています。
その詳細は、また別の機会にするとして、今回は、パソコンに興味を持った2人のお子さんの話です。

パソコンに興味を持ったS君は、まだトレーニングの推奨年齢に達していないため、他の児童がパソコンで課題に取り組んでいる最中、横に座って、皆がトレーニングする様子を毎回眺めていました。

ある日、あまりにもパソコンを触りたがるため、試しにパソコンに触らせてみたところ、いつの間にかマウスによる操作を見様見真似で覚えたらしく、自分なりにトレーニングを始めました。
トレーニングの内容はまだ理解できておらず、適当に選択肢を選んで答えている様ですが、それでも偶然正解した時には、本人なりに可愛いガッツポーズで満足げな様子です。
今では、自分でパソコンのコンセントを差し、スイッチを入れるだけでなく、終了後には、パソコンのモニターを畳んでトレーニングを終えることまで覚えました。

次は、お絵描きが大好きなKさんのお話です。
ある日、トレーニングを済ませた後、「パソコンでお絵描き出来ないの?」と尋ねてきたので、ペイントというソフトを起動し、「自由に遊んでみて良いよ」と、本人の思うがままに触らせてみました。
すると職員の予想以上の作品ができ、職員一同、その出来に驚かされてしまいました。
職員が手伝ったのは、キャラクターの名前を文字入力しただけで、他は全て自分で試行錯誤して完成させていました。
既に2作品目に取り掛かっていますが、こちらも、さらに難易度の高い操作を覚えたようで、この先、どのような作品が産み出されるのか楽しみです。

こども達の新しい可能性を感じる瞬間に立ち会えるのは、職員冥利に尽きますね。