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児童通所支援事業所・児童デイサービス(児童デイサービスさくら)

さくら稲美の子供達の様子

サウンドセラピーの試行的な取り組みについて

2020年6月12日

私に余力がある時に限られますが、数か月前から、特殊な機材を用いたサウンドセラピーを試行的に行っています。
サウンドセラピーとは、簡単に説明すると、特殊な加工を施した音楽を、特殊な骨伝導ヘッドフォンを通じて聴くことで、鼓膜からの刺激だけでなく、骨伝導による聴覚への働きかけの結果、様々な療育的効果を得ることを目的とした活動のことです。

私がサウンドセラピーの可能性を知ったのは、20年近く昔の話ですが、その当時は、サウンドセラピーの実施には、アメリカで高額なトレーニングを受けてインストラクターになり、さらに専用の高額な大型機材を購入する必要があり、とてもではありませんが、現場で働く職員が取り組めるものではありませんでした。

今では技術の進歩により、家庭で比較的安価にサウンドセラピーに取り組める機材が、海外で販売されるようになりました。
20年前に比べると安価になったとはいえ、個人にとってはそれなりの出費ではありましたが、自分の研究用にと思い切って海外から個人輸入して取り寄せてみました。

現在、何人かの児童に試しながら、その反応を観察しているところです。
ヘッドフォンの着用が苦手な方には残念ながら試すことができませんが、何人かに試してみたところ、皆さん、約30分の間、嫌がることも無く特殊加工が成された音楽に耳を傾けてくれました。

音楽への相性が大変良く、予想以上の反応を見せてくれている児童も見受けられ、将来的な効果について期待が感じられます。