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児童通所支援事業所・児童デイサービス(児童デイサービスさくら)

さくら稲美の子供達の様子

休校中の取り組み 余暇支援編(ドラゴンをさがしに)

2020年5月9日

今年の2月に、興味深い絵本が発売になりました。読むたびにストーリーが変わる絵本。
読者自身がストーリーを選んで、物語を作っていくゲームブックの要素を絵本に取り入れた絵本、それが「ドラゴンをさがしに」。

詳しい紹介は、販売先のホームページを読んで頂くとして、この絵本では、まず物語の主人公を、戦士/魔法使い/忍びネコ(盗賊)の3人の中から選ぶことからスタートします。
読み進めると、途中で3つの分岐があるページにたどり着き、そこでの選択により次に読むページ(ストーリー)が変わります。
そうした選択を繰り返しながら話を進めていくと、時には冒険に役立つアイテムを手に入れたり、時には怪我をしてしまうなど、読者によって物語が変化していきます。

何人かの児童が既に挑戦していますが、最高の結末を迎えられた児童は、まだ一人だけ。

ある程度の発達段階に達した児童の場合、普通の絵本は、一度読めばストーリーを把握してしまうため、繰り返して読むという動機が欠けがちですが、この絵本は違います。主人公を変えたらどうなるだろう。あの時、違う道を進んでいたらどうなるだろうと、想像力が刺激されます。

残念ながら、ドラゴンに食べられてしまった児童は、次の挑戦では違う結末にたどりつくことができるでしょうか。