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児童通所支援事業所・児童デイサービス(児童デイサービスさくら)

さくら稲美の子供達の様子

才能の萌芽

2019年8月2日

さくら稲美では、認知機能の強化を目的として、4月からパソコンソフトを用いたトレーニングの導入を行っています。
その詳細は、また別の機会にするとして、今回は、パソコンに興味を持った2人のお子さんの話です。

パソコンに興味を持ったS君は、まだトレーニングの推奨年齢に達していないため、他の児童がパソコンで課題に取り組んでいる最中、横に座って、皆がトレーニングする様子を毎回眺めていました。

ある日、あまりにもパソコンを触りたがるため、試しにパソコンに触らせてみたところ、いつの間にかマウスによる操作を見様見真似で覚えたらしく、自分なりにトレーニングを始めました。
トレーニングの内容はまだ理解できておらず、適当に選択肢を選んで答えている様ですが、それでも偶然正解した時には、本人なりに可愛いガッツポーズで満足げな様子です。
今では、自分でパソコンのコンセントを差し、スイッチを入れるだけでなく、終了後には、パソコンのモニターを畳んでトレーニングを終えることまで覚えました。

次は、お絵描きが大好きなKさんのお話です。
ある日、トレーニングを済ませた後、「パソコンでお絵描き出来ないの?」と尋ねてきたので、ペイントというソフトを起動し、「自由に遊んでみて良いよ」と、本人の思うがままに触らせてみました。
すると職員の予想以上の作品ができ、職員一同、その出来に驚かされてしまいました。
職員が手伝ったのは、キャラクターの名前を文字入力しただけで、他は全て自分で試行錯誤して完成させていました。
既に2作品目に取り掛かっていますが、こちらも、さらに難易度の高い操作を覚えたようで、この先、どのような作品が産み出されるのか楽しみです。

こども達の新しい可能性を感じる瞬間に立ち会えるのは、職員冥利に尽きますね。