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児童通所支援事業所・児童デイサービス(児童デイサービスさくら)

さくら稲美からお知らせ

書籍の紹介 障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて

2019年9月6日

今日は、まず目の覚めるような名言から。
「法律いうんは弱いもんの味方やない、知っとるもんの味方するんや」
これは、高利貸しを主人公にした漫画「難波金融伝 ミナミの帝王」の主人公の台詞です。
Vシネマやテレビでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。

日本の社会福祉制度を含む社会保障制度は申請主義が採られているため、自分から手続を行うことが必要です。
行政から、「あなたは、この制度が使えますから申請をしてくださいね」等と、親切な声掛けが行われることはありません。
そこでご紹介したいのが、今日の一冊です。

自由国民社  渡部 伸 監修
障害のある子が将来にわたって受けられるサービスのすべて

出版社のホームページで、とりあえず索引だけでも目にして頂ければ、この書籍の有用性がおわかりになろうかと思います。

お子さんのライフステージ毎に、様々なトピックが紹介されており、高校卒業後の進路や、成人後の障害者年金の受給、グループホーム等で自立した生活を始めるための知識等、そして、保護者の皆様にとっての最大の関心事である、親亡き後のこどもの生活をどのように考えておくかについても有益な情報が紹介されています。

例えば、障害者の皆さんの財産管理について、成年後見制度は、少しずつ知られる様になりましたが、私もこの書籍を読み、それ以外の財産管理の方法として、福祉型信託制度、生命保険信託等に加え、最近ニュースでも目にする機会が増えた個人型確定供出年金(iDeCo)や、障害者扶養共済等を知り、まだまだ知らないことが多いなとの読後感を持ちました。

この書籍は、加古川、明石、高砂、稲美町、播磨町の図書館に蔵書がありますので、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。