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児童通所支援事業所・児童デイサービス(児童デイサービスさくら)

さくら稲美からお知らせ

職場内研修を実施しました(障害児へのコミュニケーション支援について)

2019年12月13日

今日は毎月恒例の職場内研修会の日でした。
今回のテーマは、障害児へのコミュニケーション支援です。

テクノロジーを障害者の支援に結び付ける啓蒙活動をしていらっしゃる団体が公開している映像を、皆で視聴しました。

まずは、そもそも障害とはなんぞやという話に始まり、次いで、支援者として知っておきたいコミュニケーションの基礎知識として、カウンセリングの技法である受容、繰り返し、明確化、リードについての講義を受けました。
それらを踏まえて、知的障害・自閉症のある方々とのコミュニケーションについて、その可能性の一端に触れました。

私たちは、障害というと、目が見えない、耳が聞こえない、肢体不自由であるなどの機能形態障害のことをイメージしがちですが、WHO国際障害分類によると、これ以外に能力障害、社会的不利益も障害であると定義しています。
その後、WHO新国際障害分類へと改定が成されたそうですが、3つのレベルの障害分類については、支援者として理解しておきたい考え方です。

言葉による会話ができないという能力障害があったとしても、絵カードを用いたコミュニケーションや、VOCAと呼ばれる音声を出力するコミュニケーション機器の活用により、社会的な不利益を軽減することは可能です。

私どもさくら稲美職員が、限られた時間や既存の知識、経験を用いて、利用者の皆さんに、果たしてどれだけの支援ができるかは未知数ですが、こうしたIT技術の活用を意識したいと思います。

因みに、4月から児童用にパソコンを導入しておりますが、実はこうした考え方が背景にあり、パソコンへの興味を、ソフトを活用したコミュニケーション支援に活かせないかと考えております。